運転請負(1人運転代行)とは?メリットや注意点を解説

一人運転請負とは?

1人運転請負とは?

「1人運転請負」とは、運転代行とは全く違うサービスです。通常の運転代行は2人1組で車(随伴車)1台を用いて行われますが、1人運転請負は折り畳み式電動バイクを使用し、電動バイクをお客様の車に積載して、1人で業務を行います。通常の運転代行と比較して随伴車が必要ないため、1人運転請負はガソリン代は0円、二種免許が不要、渋滞に影響されない、といったメリットがあります。

近年、運転代行のドライバー不足が叫ばれている中、1人運転請負が非常に注目を浴びています。
株式会社myKeeperが運営するONEMANは、和歌山県を中心に1人運転請負を運営していて、全国の運転代行業者が同じ仕組みを取り入れています。今回、ONEMAN編集部が1人運転請負の詳細をお伝えします。

二種免許が必要ないのはなぜ?

通常、報酬を受け取りながら自動車を利用して人を運ぶ事業であれば、運転代行業として運営が必要であったり、二種免許を必要としそうです。
しかし、「1人運転請負」は、現行の法律上では以下の2点に該当しないことから二種免許を必要としません。

「運転代行業」に該当しない

「1人運転請負」は、「自動車運転代行業法」で規定される「自動車運転代行業」とは異なります。運転代行の定義には、自動車運転代行業法第2条第1項第3号に規定されていて、「当該自動車に当該営業の用に供する自動車が随伴することが常態として必要」という条件があります。つまり随伴車(随行者)が、伴走していないため運転代行業に該当しないこととなります。

「旅客自動車運送事業」に該当しない

「1人運転請負」は、主体的に車を用意してドライバーとセットでサービス提供していないため、旅客自動車運送事業には該当しません。旅客自動車運送事業の定義は、道路運送法第2条第3項、第4条第1項でも「他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する事業」と定められています。ここで言う「他の人の需要」とは、お客様が運んでもらいたいと言うこと。また、「自動車を使って」とは、サービス提供者の車を使って運転することを指します。つまり、お客様が運転を頼んで、運転手と車が一緒に提供されている場合、その運転手は自分の車を使って運転しているとみなされ同法に抵触します。

詳しくお知りになりたい方は、株式会社myKeeperが経済産業省のグレーゾーン解消制度を利用して、国土交通省と国家公務員会から回答を取得しておりますので御覧ください。

https://www.meti.go.jp/policy/jigyou_saisei/kyousouryoku_kyouka/shinjigyo-kaitakuseidosuishin/press/200826_yoshiki.pdf

「1人運転請負」の注意点とは?

1人運転請負は、法整備が不十分で多くの注意点があります。全国での利用実績を基に、いくつかの注意点をご紹介します。

1人運転請負専用の保険が少ない

1人運転請負の保険は、一般的な保険商品とは異なり、一部の地域や企業でしか取り扱いがありません。また、グレーゾーン解消制度でも、保険の加入状況や補償内容を周知することが望ましいとされています。そのため、保険未加入で運営することは、リスクを伴うため避けるべきです。
また、通常の運転代行の保険 (=共済)は、1人運転請負業では利用できません。先述の通り、運転代行とは認められないため保険の利用規約違反となり利用できないので注意しましょう。

株式会社myKeeperは、1人運転請負に特化した独自の保険を準備しているため安心して利用者に提供できます。

対人 無制限
対物 無制限
搭乗者傷害 200万(入院2000円/通院1000円)
車両補償 1000万(免責10万)

 

雨の日は稼働できない

雨の日はいくつかの問題が出てきます。具体的には、以下の理由から運転が難しいです。

  • 運転手自身がぬれてしまい、体調を崩す可能性がある
  • 濡れた電動バイクを運ぶことで、お客様の車を汚してしまう可能性がある
  • 湿った路面でのバイクの運転は危険が伴う
  • 電動バイクの電気部品が濡れると故障の原因になる可能性がある

運転技術の品質低下の恐れ

1人運転請負では一種免許でも対応可能でドライバー確保が容易な反面、技術的な面には心配が付きものです。近年二種免許の高齢化により、必ずしも二種免許を保有しているからと言って、安心とは言えないかもしれません。ただし、二種免許取得のため自動車教習所で試験を合格していることから、お客様からの安心感と納得感は少なからず感じられるでしょう。
1人運転請負を運用する運転代行事業者は、ドライバーに対して十分な研修を行う必要があります。

電動モビリティの選定の難しさ

電動バイクの選定においては、以下の5つのポイントを押さえることが重要です。

  1. 公道走行可能なバイク
    回送時には公道を電動バイクで走行するため、保安基準を満たした電動バイクである必要があります。
    株式会社myKeeperが指定する電動バイクはすべて、保安基準を満たした安全なものを採用しています。
  2. バッテリー着脱可能なバイク
    1人で運転請負をする場合、一晩で多くのお客さんを送迎することがあります。バッテリー着脱可能な電動バイクであれば、予備のバッテリーを携帯し運行することができます。これにより、バッテリーが切れても安心で、長い距離を走行できます。
  3. 折りたたみ時のコンパクトさ
    1人運転請負では、電動バイクを車に積んで運びます。折りたたんだ際にコンパクトであると、お客様の車に積載が容易になります。
  4. 乗り心地
    1人運転請負では目的地から回送する際に、長時間の運転をする場合もあります。そのため、乗り心地がよく、長時間運転しても疲れにくい電動バイクを選ぶとよいでしょう。
  5. メンテナンスのしやすさ
    1人運転請負では、電動バイクを使用するため、メンテナンスのしやすさも重要なポイントです。メンテナンスがしやすい電動バイクを選ぶことで、故障のリスクを減らし、車両の稼働率を高めることができます。

これらのポイントを踏まえて、1人運転請負に適した電動バイクを選ぶことで、効率的な業務を実現することができます。

「1人運転請負」のメリット

運転代行業者が1人運転請負を導入することでたくさんのメリットがあります。

  1. ドライバー不足が解消される
    1人運転請負なら一種免許がドライバーとなるため、二種免許ドライバーを採用する必要がありません。
    運転代行業者様でよくある悩みは、二種免許ドライバーが採用しづらい、また、面接に来ても高齢ドライバーばかりといったことではないでしょうか。1人運転請負の事業を行えば、一種免許ドライバーを採用できるので、採用問題を解決できるかもしれません。
  2. ガソリン代が不要
    電動バイクは、家庭用コンセントで充電を行うことが多くガソリン代を必要としません。
  3. 駐車場代が不要
    電動バイクを折りたたむことにより、事務所においたり車内に保管ができるため、通常の代行と比べて駐車場代のコストを下げることができます。
  4. 維持費が安い
    運転代行の場合、自動車車検費用や保険、オイル交換などのメンテンス費用、税金などの維持負担費用が大きいです。電動バイクは、自賠責費用や税金ともに安く維持費が大幅に削減できます。

まとめ

今回、1人運転請負について詳しくご紹介しました。この新しいサービスは、運転代行業界において注目を集める一方で、いくつかのポイントに留意が必要です。

1人運転請負は、運転代行とは異なる概念であり、一種免許での運転が可能です。しかし、運転技術や気象条件などに対する準備が欠かせません。特に雨の日の運転には注意が必要で、運転手の健康と乗客の安全を確保するために工夫が求められます。

電動バイクの選定においても様々な要因を考慮する必要があります。公道走行可能なバイク、バッテリー着脱可能性、コンパクトな折りたたみ、快適な乗り心地、メンテナンスのしやすさが、1人運転請負業務を円滑に進めるための鍵となります。

一方で、1人運転請負の導入には多くのメリットがあります。ドライバー不足の解消、ガソリン代や駐車場代の削減、維持費の低減など、経済的な利点が存在します。ただし、注意点を把握し、慎重な運営計画を立てることが成功の鍵となるでしょう。

1人運転請負は、運転代行業界に新たな選択肢をもたらす革新的なサービスです。適切な準備と運営を行うことで、このサービスが業界に与える影響がますます大きくなることでしょう。


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